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診療科

薬剤部

薬剤師の仕事は、調剤・医薬品の供給・その他薬事衛生をつかさどる事にあります。
平成4年の医療法の改定により、薬剤師が医療の「担い手」として明文化され、そして、薬剤師法に第25条の2「薬剤師は販売又は授与の目的で調剤したときは、患者又は現にその看護に当たっている者に対し、調剤した薬剤の適正な使用のために必要な情報を提供しなければならない。」という条文があります。これに基づき薬剤師は、医療チームの一員として患者さまに対して薬剤師としてのインフォームドコンセント(説明と同意)を行っています。
私たち、薬剤師は、医療チームの一員として出来る限りたくさんの患者さまに安心して医薬品を使用して頂けるように日々努力しています。

主な業務

調剤業務
医師が患者さまの病状などを診て、選ばれたお薬(内服薬・外用薬)を飲む量や飲み合わせなどチェックして、患者さまに合わせた方法(錠剤を粉薬、錠剤を1包化、軟膏を混合するなど)で細心の注意を払いながら調合する業務です。
※1包化とは、1回に飲まれる薬を1包に入れて提供する。
注射薬業務
医師が患者さまの症状などを診て、選ばれた注射薬の量や組み合わせによる変化などをチェックして、患者さま毎にセットして病棟へ払い出す業務です。
製剤業務
市販されているお薬では、医師が意図とする目的に合わない場合があります。その場合、医師からの依頼で意図とする目的に合わせた剤型(粉薬を坐薬)に変更し調製する業務です。
院内の薬局で作られたお薬の品質管理も行っています。
無菌調製業務
病状により食事制限など口から栄養状態が取れない場合、医師から点滴による栄養補給を目的に高カロリーの点滴を処方されます。高カロリー輸液は、中心静脈という血管より点滴されるため、感染の危険性が大きくなるので無菌状態で調製する必要があります。
薬剤部内には無菌調製のできるクリーンルーム(クリーンベンチ)があり、無菌的に調製する業務です。
医薬品情報業務
お薬は、化学物質であり、それに病気に効くという情報があってはじめてお薬になります。
お薬の情報は、医学の進歩に合わせて日進月歩に変化します。その情報を医師をはじめ医療スタッフに提供する業務です。
また、患者さまに必要な新しい情報の場合には、患者さまに提供しています。
服薬指導業務
入院されている患者さまに、医師から依頼に基づき患者さまのベットサイドまで赴き、飲まれている薬や注射薬について「飲み方」・「効果」・「有害作用」などを説明をし、治療(薬物療法)に対する不安などを解消し納得し服用して頂き、また、訪室時にお薬による有害な作用のチェックなども行う業務です。
薬剤師を病棟で見かけたら、お薬に関することで、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
医薬品管理業務
病院内で使用されるお薬に関して、有効期限、保存方法をはじめとする品質管理を行いながら、必要な数量を購入し管理する業務です。
治験業務
薬剤師の中には、治験業務に関与している薬剤師もいます。詳細は治験管理室も見てください。
生活習慣病教室(お薬について)
当院では、糖尿病などの患者さまにチーム医療として「生活習慣病教室」を開催しています。
生活習慣病教室において、他のスタッフと連携をとりながら、薬剤師がお薬による治療(薬物療法)について説明を行っています。
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