重症心身障害児(者)施設

ホーム > 重症心身障害児(者)施設について

重症心身障害児(者)施設

重症心身障害児(者)施設

重度の知的障害及び重度の肢体不自由をあわせもち、重症心身障害児と認定された18歳未満の方及び障害者総合支援法による療養介護サービスの対象であると認められた重症心身障害者(18歳以上)を受け入れる入所施設です。当院には21病棟(40床)と22、23病棟(各60床)があり、計160人の重症児(者)の方々の療養生活をサポートしています。日々の療養生活には医師、看護師、療養介助員、業務技術員、児童指導員、保育士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など多職種が関わり、より良い療養生活を送って頂けるよう努めています。また、在宅療養の方々の支援のために、ショートステイ(短期入所)を行っています。

ページ上部へ

医療

診療体制

診療体制

設立から50年以上が経過し、入所されている患者様も高齢化が進んできました。加齢に従い、従来の小児疾患にかわって成人特有の疾患が増加してきています。てんかん発作や筋緊張のコントロール、感染症の治療の他に、消化管機能障害、慢性呼吸器疾患、アレルギー、骨粗鬆症、がん、糖尿病、婦人科疾患などの診療も重要となり、対応すべき疾患がますます多岐にわたってきています。
当院では小児科と内科の医師が主治医となり、院内の各科はもちろん近隣の医療施設(愛媛大学附属病院や他院専門診療科など)とも連携をとりながら対応しております。さらに、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などにより四肢機能訓練、呼吸リハビリ、摂食訓練などの各種訓練・リハビリを行っています。

ショートステイ(短期入所)

障害者福祉サービス受給者証をお持ちの在宅療養されている重症心身障害児・者を対象にして、1回の利用につき最大7日間までのショートステイ(医療型短期入所サービス)を受け付けています。事前予約制で、体調の良いときに来ていただき、21病棟内のポストNICU病床をご利用いただいています。在宅療養に必要な物品をご持参いただき、吸入や吸引、酸素吸入や人工呼吸管理、服薬管理、食事や栄養剤の注入など、必要な介助・医療行為を保護者の方々に代わって行います。短期入所利用中に体調変化があった場合には医師の診察を受けていただき、必要時にはかかりつけの医療機関を受診していただけるよう連携いたします。

21病棟内の廊下に並ぶポストNICUの個室

●21病棟内の廊下に並ぶポストNICUの個室

ご家族に、最近の様子を確認させていただいた後は個室に移動していただき、期間中は個室でゆっくり過ごしていただきます。

●ご家族に、最近の様子を確認させていただいた後は個室に移動していただき、期間中は個室でゆっくり過ごしていただきます。

医療スタッフ

医師
(院長)阿部 聖裕、(副院長)久保義一、(内科医師)岩井 將、(消化器内科医師)大藏いずみ
(小児科医長)菊池 知耶、(小児科医師)桑原こずえ、(小児科医師)濱田 智子
理学療法士 : 8名
言語聴覚士 : 3名
作業療法士 : 4名

入院、ショートステイ(短期入所)についてのお問い合わせ先

ページ上部へ

看護

病棟では看護師・療養介助専門員・療養介助員・業務技術員のスタッフが160名の入院患者様の看護を担当しています。患者様も高齢化、重症化する中で患者様・ご家族が安心して医療が受けられるよう日々援助をしています。看護は、日常生活の援助が中心になりますが、それぞれ専門の理学療法士・作業療法士と協働し呼吸リハビリや摂食機能療法を行っています。また療育指導室とも連携を行い四季折々の活動を通して日常生活が豊かになるように支援しています。

呼吸リハビリ

<夏の会>

ムーブメント療法

<院内散策 散歩>

ムーブメント療法

<おたのしみ会>

ページ上部へ

療育

療育とは

長期の入所生活を送る重症心身障害児・者にとって、日常生活の質の向上(生活を豊かにすること)は重要です。そのために療育指導室(児童指導員、保育士)が中心となって種々の活動を行っています。快い感覚刺激、他の人々との楽しい交流などの療育活動を通し、成長・発達や豊かな日常生活を支援します。

スタッフ紹介

療育指導室長、主任保育士、児童指導員2名、保育士6名

療育活動

グループ療育、病棟間での合同療育等を実施しています。利用者のニーズに寄り添えるように個別の活動も計画、実施しています。

療育活動 療育活動

<ハッピーフェスティバル>
年に1度、重症心身障害病棟では、病院行事を開催しています。ステージやゆるキャラの訪問、屋台でのゲームコーナーやデザートコーナー、利用者の方々が作ったポスターの展示もあります。

療育活動 療育活動

<病棟行事>
年に4回の病棟行事を実施しております。季節に合わせた内容やボランティアの方との交流等をしております。

療育活動 療育活動

院外での療育活動を実施しております。行き先は、ご本人やご家族のニーズも取り入れながら計画しております。

療育活動 療育活動

愛顔ワイ♪わいだより

ページ上部へ

ボランティア募集

ボランティア

当院では施設開設の4年後の昭和48年よりボランティアを受け入れております。長期入院の重症児・者にとって、外部の人々と接することは有意義であり、大きな楽しみでもあります。個別での関わりや、病棟行事などでボランティアの方々に協力していただいています。今後もボランティアの方々を受け入れていきますので、興味のある方は気軽にお声かけください。

ボランティアについてのお問い合わせ先

ページ上部へ

ページ上部へ