2021.12.05
コミュニティナースへ会いに!
新型コロナウィルス感染症の世界的な大流行は、看護学生にとって欠かすことのできない臨地実習へも多大な影響をもたらしました。学生・患者様・医療スタッフなどへの感染管理の観点から、患者様と関わる時間・方法の変更や、臨地実習の期間が短縮されるなど看護学生の臨地実習には多くの制限が生じています。
中でも在宅看護論実習は、療養者が地域で生活する場へと赴く実習スタイルのため、訪問看護ステーションでの実習受け入れが中止となることや期間短縮など、実習への影響が大きい領域となります。そのため、愛媛県内で COVID-19 の第5波が落ち着いた時期に臨地実習の代替案として、久万高原町立病院在宅支援センターを実習場所として選定し、訪問看護ステーションの看護師・コミュニティナースのそれぞれの職種に半日間ずつ同行実習を行うことを計画しました。病院や医療施設ではなく、地域でコミュニティナースが活動する目的やその役割に触れる機会は 3 年生にとって初めての体験でしたが、全員が意欲的に、また実習を楽しみにしながら準備を進めました。
今回は急な依頼でしたが、快く、またあたたかく学生を受け入れていただき、看護部長さんをはじめ久万高原町立病院の皆様には深く感謝いたします。
実習で見学した地域住民の生活や暮らしを支援する場面を通して、病院での支援の在り方や地域生活を見据えた看護を考える貴重な学びの機会となりました。この学びを胸に、看護師国家試験への学習に全力投球していきたいと思います!!