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2020.03.30
国際看護についての特別講義を受けました!
国家試験が無事終了し、卒業式に向けて準備を進めていく中、これから看護師として働く上で、世界に目を向け広い視野で看護について考えられる事を目的に、JICA(独立行政法人国際協力機構)の青年海外協力隊で活動をし帰国された森口愛子先生をお招きし、特別講義をしていただきました。
「国際協力活動と看護」をテーマに、先生が活動されていたラオス人民共和国の現状や健康問題、新生児医療分野において活動内容など、実際の活動場面の動画や経験談なども盛り込みながらお話いただきました。
日本で生まれ生活している私たちにとって、文化や価値観の違いや、発展途上国においての看護支援活動の必要性について理解が出来ました。
講義を受けた3年生もとても感銘を受け、看護活動の場の広さとともに、広い視野を持って看護師として成長していくことが必要であると実感していました。実際を「知る」事は、活動の理解とともに間接的な支援につながっていくのではないかと改めて感じました。
この講義をきっかけに、国際協力活動に関心を持ち看護者として活躍する人材が出てくるかも知れませんね。とても楽しみです。
【3年生の感想】*一部抜粋
■今日の講義を聞いて、今まで知らなかった世界での看護の現状を知ることができました。自分が思っていたよりも日本との違いがあり、自分にとって当たり前の病院の環境が当たり前ではないことがわかり、とても衝撃を受けました。清潔な病院の環境だけでなく、様々な機械の管理がされていないこと、看護師自身の看護に対する価値観、信仰している宗教や文化の違いなどを踏まえて関わることの大切さを学ぶことができました。
■私も来年度から助産師学校へ行きお産の現場に携わりたいと思っているので、海外でのお産に関わることにすごく興味を持ちました。新生児死亡率も低く医療の発達した日本だからこそ、高い技術や多くの知識を取得することができると思うので、まずは日本でしっかりと学び臨床経験を積んでいくことで自分も将来どこかの国の誰かのために何かできるかことがあるかもしれないなと気づくことができました。
■海外で活動している人の話を実際に聞いて、自分にも病院だけじゃない場所で活動できることを実感した。森口先生は日本の臨床で身に付けられる知識、技術を持ち、「自分の看護に自信があったからこそ活動することができた」とおっしゃっていた。だから私も自分の看護に自信が持てるように頑張り、広い視野を持って看護師として活動したい。